Tウイルスとワクチン同時に作ってなかったという事実 バイオハザードRE3アウトブレイク考察

実はTウイルス用ワクチンが作られていないという事実

Tウイルス
Tウイルス

バイオハザードに登場する、Tウイルス。

そのウイルス兵器といえばワクチンと一緒に製造するものだという話もある。

だがしかし、バイオハザード3以前にTウイルスのワクチンは存在しないという話である。今回はそういう考察をしていこうと思います。

つまりバイオハザード0や1までにワクチンが無かったという話です。

Tウイルス用ワクチン急に作られすぎ問題

Vaccine
Vaccine

・U.B.C.S隊員たちが投与されているアンブレラが開発したワクチン
・ジルに投与したラクーン病院で開発されたワクチン
・ジルに投与したバード博士が開発したワクチン
・アウトブレイク決意に登場したデイライトというピータージェンキンスが開発したワクチン
・アウトブレイクFILE2突破に登場したAT1521というマイケルジェンキンスが開発したワクチン

前回ネタ企画で作った記事ですが面白いことが分かる。完成は1998年のバイオハザード1以降であることが分かる。

バイオハザードRE3の話からTウイルスの抗原が存在することが分かる。またワクチンの大量生産が9月23日~29日であるということである。

ワクチンの迅速かつ効率的な増産に欠かせないのは「培養液ベース」すなわち抗原と「ワクチン培養液」すなわち補助剤の2つだ。 抗原は免疫反応を引き起こし体内からウィルスを除去させる。補助剤はその効果を飛躍的に高める。

私が開発した新型培養液ベースとワクチン培養液は抗原の免疫効率を飛躍的に高める効果があり、最終的に得られるワクチンの有効性は通常処理で培養した場合の1000倍以上となる。

バイオハザードRE3/ワクチン増産に関する論文

簡単にバード博士の開発したものをいうと抗体の免疫力を倍増させる機械=「1Lのカルピスを1Lのカルピス原液にする装置」である。1Lのカルピス原液は5倍に薄めると5Lのカルピスができます。なので5人分になります。そういう装置です。

バイオハザード3でUBCS隊員たちが投与されているという話があるがゾンビになる。なんならハンクの仲間であるUBCSの上位部隊USSですらゾンビ化している。前回の考察からUBCS隊員にはワクチンが投与されていないのかもしれない。所詮は使い捨て。

バイオハザード3では病院で約一か月で開発されたワクチンも存在する。完成は1998年9月26日だと思われる。(医院長の死亡日がその日だが正確にはわからない)ここでワクチン生成用の装置が出てくるがアンブレラの製品である。もしかするとバード博士の試作型ならぬ試験的に製品化したものをここに置いたのかもしれない。

バイオハザードアウトブレイクとFILE2に登場するワクチンを見てみよう。

8月30日
試薬生成はようやく最終段階に入った。これが完成すれば、奴等が「T」と呼ぶ悪魔のウイルスにも対抗できる。

バイオハザードアウトブレイク/ピーターの日記

試薬AT1521について

試薬AT1521(以下AT)は、Tウイルスに感染した個体に対し、その発症を劇的に遅延・抑制させる目的で作られたものである。ATは、発症前の個体に対してのみ有効な試薬である。ウイルスの存在そのものを消し去る効果はなく、あくまで「抑制」なのだ。発症すればほぼ100%回復の見込みのない「T」に対する、唯一の抵抗手段となろう。

これを見れば明らかにアンブレラがワクチンを作っていないことが分かるのだが。。。

バイオハザードRE3で抗原というワードが出てきている。そしてRE3のNEST2という研究所でTウイルスのワクチンを開発しているという話が出てくる。

Tウイルスのワクチンは製造されているという元ネタはどこか

Wikiやその他解説しているものを見てみるとTウイルスの開発と同時にワクチンを製造していたという解説がある。

さて、Tウイルスのワクチンは製造されているという話が蔓延しているのはなぜだろうか?

映画の影響

映画Resident Evil(邦題:バイオハザード)1の影響である。

映画版ではTウイルスと同時にワクチンが存在する。ネタバレしない程度に言うとTウイルスとワクチンを高額転売しようともくろんだ人物によってTウイルスが漏洩。

映画なので細かな設定が無いのが問題である。というのも設定が二転三転しまくっている。あくまでも演出のための裏設定でしかない。ゲーム版とは設定も違う。ゾンビの設定も3で変更。アリスの設定も変更。

ゲームのように原作の設定を新作で新規解釈しているという細かな原作ありきの設定の変更はない。ストーリー演出のための変更である。なのでこれをゲームの考察に入れることはできない。

原作が好きなら面白い映画バイオハザード2↓

設定が大幅変更された映画バイオハザード3↓

TウイルスがGウイルスを抑制するという設定

ガンサバイバー4にて「T-G」というウイルスが登場する。ここで「「t―ウィルス」及びその抗体である 「G―ウィルス」」という文言がある。これは間違ってはいない。なぜならGウイルスにはTウイルスを抑制する効果がある。

ただしGウイルスはTより強力なウイルスとして存在しているのであってワクチン目的ではない

なおGウイルスにはデビルというワクチンが存在します。

Gワクチン「DEVIL」

過程において早い時期であれば、特殊な抗原体を投与してG生物化を止める事が出来る。このワクチンは少しの衝撃や温度変化で変質してしまうため、非常にデリケートに扱う事が大切である。

バイオハザードDC/対G用抗原体

のちに開発されている

フルCG映画のバイオハザードディジェネレーションではフィルファーマ社が秘密裏に作ったTウイルスのワクチンが存意する。設定では大量生産に成功したというもの。

詳しい話はないが、アウトブレイクのリンダとヨーコがAT1521を渡したのかバードの論文を読んだのか独自開発かの3つの説が考えられる。

バイオハザード2が好きでレオンが好きでクレアが好きでGウイルスに興味がある方は見てみると面白い。


Tウイルス用ワクチンだけ完成するのが遅い理由

Tウイルスに感染したゾンビといえばバイオハザードのゲームの中ではザコ敵扱だが、物語の大事な存在である。

Tウイルスは突然変異を起こしやすい性質を持つ。

ということはある程度開発には時間がかかると思われる。

また、Tウイルスはスペンサーの管理下で作られている。

スペンサーといえば神になろうとした人間である。なのでワクチンを作る必要性などないと考えるだろう。究極のウイルスなのにワクチンが無いといけない・・・そんなウイルスは究極ではない。

Tウイルスのワクチンがすでにあるならリンダが戻る必要がない

バイオハザードアウトブレイクFILE2ラストステージの突破というストーリーでリンダというアンブレラの研究員がAT2521というワクチンの製造方法を取りにわざわざ脱出前に研究所に戻ります。

なぜ戻ったのか?ワクチンがアンブレラに無いからではないだろうか?生存エンドの場合は裁判にアンブレラの悪事の証人としていますがそもそもはアンブレラが要請したヘリで脱出する予定だったので研究データを持ち出したかったのではないだろうか?なんだかんだで間に合わなかったのでアンブレラを裏切った。リンダは別に悪い人間ではないので研究を続けたかっただけ。なのでアンブレラを裏切るつもりでワクチンの製造方法を持ち出したわけではない。

Tウイルス用ワクチンの考察

Tウイルス用ワクチンはすぐには作れない

Tウイルス用ワクチンはすぐには作れないという話である。

これに関してはバイオハザードHDリマスターにあるウェスカーズリポート2を読んでいただくとなんとなくそうかも知れないねと思えると思う。

簡単に要点だけ話すと、Tウイルスは突然変異を起こしやすいものであるというのが原因である。

GワクチンデビルがあるのにTワクチンを今さら開発中

これも考えてみよう。Gは完成と同時に存在していることがバイオハザード2で確認されている。

だがしかしもう何年も前に開発実験されているTウイルスのワクチンをバイオハザードRE3の研究所NEST2で開発中なのは完成していなかった証拠ではないだろうか?

わかりやすい話、Tウイルス投与後Gウイルスを投与してTを抑制しGが悪さをするのでデビルを投与すればシェリーのように肉体改造だけできる。(記事作ってて急に出てきた考えなので面白い)

アウトブレイクをオマージュしている

急にワクチン作りだすので、原作知ってる人からするとわけのわからないストーリーになってると思います。なんならワクチン作った挙句最後(ネタバレ)なので、ほぼ価値が無い。

バイオハザードRE3の設定はバイオハザードアウトブレイクシリーズの設定が多く使われている。アンブレラクロニクルズでもステージがまるまるアウトブレイクだったりするのでなにかとアウトブレイクの設定が適当に混ぜられるバイオハザード3。(毎回原作が消されるかわいそうな作品だぜ)

さすがに無理があるが設定をオマージュしてるのでNEST2と突破の研究所は同じ場所なのかもしれない・・・?場所が違うんだな。タイラントいるしハンターいるしワクチンあるし。まるまるオマージュしてるね。

すべてを繋げてみる

ここまでの流れを全て含めてストーリーが繋がるようにしてみよう。なお繋げてみた動画のメモ書きである。

まずアンブレラは1998年7月24日の時点ではワクチンは完成していない。

その理由として「1.Tウイルスの性質」「2.スペンサーは自分のために作っている」がある。

その後バード博士がワクチンを大量生産できる方法を開発。

8月30日ピーターがデイライト、マイケルがAT1521を完成させる。

9月23日以降、バード博士が部下にTウイルスの抗原を培養するように命令する。→AT1521を使用し培養。その後、研究員は死亡したためワクチンは作られなかった。

ピーターがジョージにデイライトを託す。

9月26日医院長がワクチンを完成させる。なお生成する前に死亡。

9月30日カルロスが病院で医院長が完成させたワクチンを入手しジルに投与。

10月1日バード博士のワクチンをジルが製造。ニコライによって破壊される。

このように解釈するいいのかもしれない。

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