U.S.S. アンブレラセキュリティサービス とは バイオハザード2 オペレーションラクーンシティ 時系列考察解説

目次

U.S.S. アンブレラセキュリティサービスとは バイオハザード2 オペレーションラクーンシティ 時系列考察解説

バイオハザードオペレーションラクーンシティ壁紙

U.S.S.とはアンブレラ社が保有する私設警察。幹部の警護や研究施設の警備を始め秘密裏にアンブレラ社が不利益を被る事実や証拠を揉み消すエリート部隊。正式名称はUmbrella Security Service:アンブレラセキュリティサービス/アンブレラ特殊工作部隊という。

アルファチーム、ブラボーチーム、デルタチームの3つの部隊が存在する。1チーム約数十名ほどで編成されている。

U.S.S.の隊員たちは正式なアンブレラの社員である。アンブレラの社員という立場のためU.B.C.S.とは立場が大きく異なる。U.S.S.は幹部直属の少人数の精鋭部隊に対して、U.B.C.Sは実力は高いが罪と引き換えに入隊した罪人やその場限りの傭兵が多く所属する部隊である。

U.S.S. アンブレラセキュリティサービス所属隊員一覧

デルタチーム(黄道特急事件/バイオハザード0)

アルバートとウィリアムの命令で黄道特急を発進させた人物。マーカスの襲撃に遭い死亡する。のちにゾンビ化しレベッカ達に襲い掛かる。

U.S.S.司令部

HQ

HQはU.S.S.デルタチームウルフパックを取り仕切る謎の人物。正直ろくでもない奴。こいつがエリート部隊の司令官だなんて信じられない。冷静な判断ができず感情的に指示を出す。ウルフパックの裏切りにより作戦は大失敗に終わる。

バイオハザードオペレーションラクーンシティ/上層部我慢の限界プランB
バイオハザードオペレーションラクーンシティ/上層部我慢の限界プランB

ウルフパックが何とか頑張って作戦を成功させてきたにも関わらず何も情報を持っていない一般人「レオンSケネディ」一人を取り逃がしただけでウルフパックを見捨てる。U.S.S.は対B.O.W.戦も戦えるだけの実力を持ち合わせているだけあり、ブチ切れたウルフパックにより、本来重要な人物の抹殺や戦闘データ収集のために投入されたタイラントやハンターが。(少なくともT-103タイラント8体をシグナルロスト。公式設定上のタイラントを全滅させている・・・)

最終的にレオンがアンブレラの機密情報を見つけ出し研究所の自爆シーケンスも起動したということで、完全に正気を失いレオンを殺せしか言わなくなる。

これにより、完全にウルフパックからの信用を無くし、ウルフパックに任務を放棄される。

アルファチーム

ハンク(HUNK)

「死神」の異名を持つU.S.S.のアルファチームの隊長。過去にロックフォート島での訓練をしていた。近接攻撃に特化しており首折技「処刑」で相手を一気に仕留めることができる。処刑武器も取り扱いのしやすいマシンピストルやMP5等を使用している。

Gウイルス奪取作戦の際には誤射をしてしまったマルチネスのミスを隠し報告をしたりGバーキンによって反撃を受けたベクターたちを先に逃げるように促し一人で回収に向かったり部下思いの一面もある。

バイオハザード2 ハンク 気絶
バイオハザード2 ハンク 気絶

Gの回収に成功した後下水で気を失い軽く溺れていた。(?)

その後目覚めたハンクはナイトホークに連絡を取り脱出に成功した。道中、ゴブリン6からの救援が入るが「ここは戦場だ・・・運命は自ら切り開け・・・」と言い残して見捨てた。

ゴブリン6

Gウイルス奪取作戦の際、研究所上層階で待機していた隊員。そのためGバーキンの襲撃に遭わずに済んだと思われる。

またハンクの脱出目前と時を同じくしてポイントK12の下水で助けを求めた隊員でもある。この際負傷しており単独での脱出は困難な状態であった。最終的には救援が来ることも無くハンクに見捨てられ死亡した。

ポイントK12はハンクがいた下水と同じ地点なのであと数分早ければハンクと合流できたのかもしれない。

J・マルチネス(GHOST)

誤ってバーキンを射殺してしまった隊員。Gバーキンに襲われ死亡したかと思われていたが何とか生きていた。その後たまたまレオンの落としたGサンプルを見つけて取りに行く。しかし最後はエイダにサンプルを横取りされた挙句射殺される。

A・カークパトリック

Gバーキンに襲われ負傷。その後味方がGバーキンに襲撃されているところを助けることができず嘆く。そして死亡する。

アルファチーム第二分隊

ロドリゲス

アンブレラからB.O.W.を盗みだそうとした人物。そのB.O.W.は「ニュクス」と呼ばれる制御不能のモンスター。結局トミーにロケットランチャーを撃たれ間一髪回避に成功したがコンテナが落下しニュクスの奪取に失敗する。何とか脱出には成功する。

新デルタチーム(ラクーン市壊滅事件/バイオハザードオペレーションラクーンシティ)

ウルフパック

黄道特急事件で壊滅したデルタチームから再編成されて生まれた新しいデルタチーム。隊員は6人で構成されている。U.S.S.の中でも戦闘力の高いエリート隊員で構成されている。さらにアンブレラ社の実験部隊で新兵器の実戦データを回収することも目的としている。

上司に恵まれないかわいそうな部隊。戦闘力は非常に高くタイラント程度のB.O.W.なら普通に倒すことができるスキルを持つ。Gウイルス奪取作戦が失敗、関係者の裏切りによる情報筒抜け状態でニコライの妨害受けるがそれ以降作戦は作戦通り終わらせている。・・・しかしラクーン市警察署での作戦を追え帰還する寸前、レオンとクレアが事故を起こす。その後何も情報を持っていない遅刻レオンの抹殺命令が出されるがレオンを取り逃がしたということでアンブレラ上層部がウルフパックを見捨てる。

その後ウルフパックはアンブレラの開発したB.O.W.を約1000体をシグナルロストさせ司令部との連絡を試みる。

その後エイダとクレアの抹殺とシェリーの保護なども追加されるがレオンが機密情報にアクセスした件と自爆シーケンスが起動した件で司令部がブチ切れる。

ウルフパックは何とか脱出するように司令部と交渉できたがこの時点で司令部への信頼度はゼロに近くレオンとクレアとシェリーを捕らえた後、司令部に報酬を3倍にするように交渉。しかしそれが受理されることはなかったため、最終的にアンブレラを裏切り打倒アンブレラを掲げる。

ルポ

「狼の母」の異名を持つ彼女は部隊のリーダーであり、効率的に行動し、厳しくどこまでも無情に振舞うその信条は、男性隊員にも一目置かれる存在となっている。高精度な射撃や戦闘能力は前線で活躍できるであろう。

http://www.capcom.co.jp/manual/bhorc/ja/page05-01.html

ウルフパックで唯一まともな人物。

ベルトウェイ

筋骨隆々で非常に猛々しい体つきのU.S.S.隊員。爆発物の取り扱いに関する知識と腕は確かで、 部隊にとっては強力な戦力となるであろう。

http://www.capcom.co.jp/manual/bhorc/ja/page05-01.html

本名ヘクターヒヴァース。

ベクター

フードをかぶってマスクの印象すら覆い隠すU.S.S.隊員。バランス感覚に優れ、非常にスピーディーに動き回る。特殊なスーツによって姿を隠す能力を手に入れることも可能。

http://www.capcom.co.jp/manual/bhorc/ja/page05-01.html
バーサ

金髪が映えるU.S.S.女性隊員。ナタを構えた姿が印象的だが腰元には医療器具を携帯。応急処置に関するすばらしい技術を持つ。身体能力の向上や仲間の治療などのアビリティが備わればチームには欠かせない存在となるだろう。

http://www.capcom.co.jp/manual/bhorc/ja/page05-01.html
スペクター

飛び出したレンズが印象的なマスクデザインのU.S.S.隊員。右腕のモニターを使って、戦場にて情報分析を行う。索敵の能力に特化したタイプ。またスナイパーとして行動する場合、建造物が多いラクーンシティでは、活躍するかもしれない。

http://www.capcom.co.jp/manual/bhorc/ja/page05-01.html
フォーアイズ

小柄で一見可愛らしく見えるがぞっとするほど冷酷な面を持つ。熱狂的な化学マニアでウィルス学に没頭し、他のことには興味を示さない。ゾンビやB.O.W.が溢れるこの舞台は、彼女の知識が役に立つことだろう。

http://www.capcom.co.jp/manual/bhorc/ja/page05-01.html

生存キャラ

U.S.S.として帰還したのはハンクのみ。

ウルフパックは消息不明。打倒アンブレラを誓う。

ロドリゲスはアンブレラを裏切りB.O.W.を持ち逃げした罪で事実上解雇(暗殺されてえてもおかしくはない)。その後は消息不明。

U.S.S. アンブレラセキュリティサービスとは バイオハザード2 オペレーションラクーンシティ よくある間違い

U.S.S.アンブレラセキュリティサービスの隊員はアンブレラ社によって保護されている

U.S.S.はアンブレラ社によって保護されているという話がありますが全くもってのデマです。

恐らく、U.S.S.の中で1番有名なハンクがラクーンシティから脱出した事が原因でしょう。ハンクといえば数多くの戦場から生還した人物、そして、ラクーンシティから逃げ遅れかけた1人でもあります。しかしながら、ハンクのためにヘリが戻ってくる演出があります。それがこの原因でしょう。(一部演出が違うものがあります)

ハンクの場合はこれまでの戦績とGウイルスという2つの手柄があったから助けてもらえたんです。ナイトホークの独断と偏見で助けた感もあります。

ウルフパックの場合は既読無視や無理な任務を出したりとやりたい放題でしたし。というか、一回捨てられてます。

U.S.S.の隊員達はアンブレラ社の裏で活躍するため手厚くサポートしていそうですが、ブラック企業ですので…あしからず。まぁ、その代わりに多額の報酬が待っているとか。

実力主義の世界っていうわけですね。(ウルフパックは酷い扱いだぜ)

ハンクが脱出したのは10月1日滅菌作戦の日

なんとなく勘違いしそうなワードが飛び交う中で、作中でも設定でもあまり情報がないキャラなので10月1日のラクーンシティが無くなる日という風に見られがちですが9月30日です。これに伴い、ゴブリン6も同じ9月30日に死亡するということになります。

ここら辺に関しては僕の時系列系の記事を読んでいただくと時間的にありえないなというのが分かるかと思います。

簡単にまとめると・・・

まずRPDの地下が爆発したのが9月30日の明け方になります。研究所が爆破したのがこのあたりになります。なのでGの回収時刻は少なくともこの辺りまでに済ませているということになります。そして時を同じくして滅菌作戦が決まったのがこの辺りの時間です。

バイオハザードの作中、「滅菌作戦があるから急いで逃げろ」的な話があるので時間が無いと思われがちですがほとんどの場合、数時間~数十時間の猶予があります。RE3に関して言えば24時間ほど猶予があります。

つまり9月30日というわけです。

U.S.S.がアンブレラへの忠誠心があるとは限らない

よくU.S.S.とU.B.C.Sの違いにアンブレラへの忠誠心があるかないかという解説がみられますが特にそんな理由が決定的な理由ではありません。

確かに作中にその部分に関するセリフがあります。

ハンク「この施設はアンブレラの生物災害対策部隊U.B.C.S.が警備をしている。抵抗してきたら処分していい。」
ベクター「同じ組織だろう?コントロールできないのか?」
ハンク「U.B.C.Sは傭兵にすぎない。金をもらってい相手に従うだけだ。忠誠心は微塵も無い

この部分なんですがあくまでもU.B.C.Sは金を積めばアンブレラの敵にも味方にもなりうるただの傭兵だと言いたいだけなんですね。この研究所はバーキンが取り仕切る研究所です。同じアンブレラの研究所ですがバーキンに雇われたU.B.C.S.ということです。つまりバーキンはアンブレラを裏切った人間なのでそちら側に付いているU.B.C.Sは敵ということですね。

そもそもウルフパックらU.S.S.の隊員アンブレラへの忠誠心があるような発言は一切ありません。キャラの入隊理由を見てみてもデルタチームの隊長であるルポが報酬の高さにつられて入ったようなので全然理由になってないですね。

ちなみにアンブレラへの忠誠心というのが何を指しているのかというと、単純に「アンブレラ社の悪事を隠す立場=アンブレラ“社”のための活動」であるかということです。今回の場合ですとハンク達はアンブレラ社のウイルスを社外に持ち出そうとするウィリアムの確保というわけです。

そしてこの部分の伏線を回収するセリフがニコライの「U.S.S.の犬どもと遊びに来てやった」です。犬は「忠実」のイメージによく使われる動物です。忠犬ハチ公とか言いますよね。言い方として良い言い方をすれば「アンブレラに忠実」悪い言い方をすれば「犬ども」というストーリー上の対比ですね。

そういうわけなので、忠誠心というワードに引っ張られてU.S.S.の隊員たちは絶対的にアンブレラに忠誠を誓っている、というわけではないんです。

・・・というかアンブレラへの忠誠心なんてハンクぐらいしか持ってませんよ。ほとんどの人物がアンブレラを利用しているに過ぎないんですよね。ウルフパックに関しては明らかに金と実験のために入っているような闇持ちの人物ばっかり。また生存者の欄見てもかなりの人数が裏切ってます。まあU.S.S.に限らず幹部も優秀な部下も優秀な研究者もみんな裏切っていく会社ですからね。

U.S.S. アンブレラセキュリティサービスとは バイオハザード2 オペレーションラクーンシティ 考察

U.S.S.アンブレラセキュリティサービスの報酬は高いのか

超絶ブラック企業ですが、流石に報酬は高くないとこんな汚れ仕事しないと思うので高いと思いますがそれは予想でしかないので根拠を探していきましょう。

ルポのキャラ解説欄を見てみると「報酬の高さにつられてアンブレラに入社し、ウルフパックのリーダーになった」とあります。

ということで高そうですね。全然ファイルが無いので予想ですが、口止め料も入っていると思います。

生存率はわずか4%

今回のGウイルス奪取作戦の生存率が4%という数値からチームのおおよその人数を考えていきましょう。

バイオハザードの中でハンクはどんな任務でも唯一生き残るキャラとして描かれています。また生存者に関してはハンク一人という発言があります。少なくともアルファチームは完全に生存者が1人ということになります。

ウルフパックとロドリゲスは生存EDが正史ですがアンブレラを裏切ってその後どうなったのかわかりません。ということはデータ上生存者の4%はハンク1人をを表しているということになります。

つまり25人の内の1人ということなので全部で25人の部隊だったということですね。

一様、公式設定では小数精鋭や数十人となっています。実際ゲーム内に登場するキャラを見てみても約10人ぐらいです。ウルフパックは6人なので大体それぐらいの人数で編成されているのかなと。4%という数値に合わせに行くならアルファとブラボーとデルタを合算して考えると25人ぐらいになると思いますね。アルファチームは約6人ほど、デルタチームは6人、ブラボーチームは全くわかりませんがU.S.S.の隊員はオペレーションラクーンシティでサブキャラ出演しているのでその数を合わせていくと大体20人ほどになります。アルファチームはバーキンからGを回収する班と上層階で待機している班に分かれているので待機チームを6人と仮定すると25人ぐらいになりますね。

※余談:恐らくですが、この数字には意味がありません。なぜなら「生存率4%→生存が4%→生存者4%→第4の生存者→The 4th survivor」というオマージュ的な数字だと思われます。

U.S.S. アンブレラセキュリティサービスとは バイオハザード2 オペレーションラクーンシティ おわりに

以上U.S.S.についていろいろ考えてきました。

ハンクが非常に優秀だったことがわかりましたね。

そして上司がもう救いようのないポンコツ…。

U.S.S.に関しては上司の育成をしっかりすれば生存率めっちゃ上がると思うんですけどね。

いや〜タイラントにハンター、ネメシスボコボコにできるウルフパックなんて宝なんじゃないかな。ハンクが最強なんだろうけど優秀な人材を見捨て過ぎだな。

ブラック企業だから仕方ないね。

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