【体験談】怖い話「トイレ」
どうもこんにちはえんたんです。
実際に僕が体験した怖い話をしたいと思います。意味怖とかではないので普通に読み進めてください。僕が体験した不思議な出来事を共有できたらいいですね。
この話を聞いている最中、またその後に何か起きても僕は責任を取りません。自己責任でお願いします。
この話は当時俺がまだ小学生で、夏休みが終わった後ぐらいの秋頃だった。
俺は小さい頃からよく食べる子だった。
小学校のときの給食もしっかりとおかわりしてお腹いっぱいになるまで食べていた。
その時のクラスは牛乳を残す人も多かった。そのおかげで余った牛乳を数人のおかわり勢でじゃんけんして2本飲む日もあった。
そんな中たまたま牛乳を残す人が多かった日といつもおかわりする人が休むという日があった。
誰もいないので1本、そして2本、おかわりして4本牛乳を飲んだ。
まだ1本余っている。
俺はその1本を取りに行った。
するとそれを見つけた先生は、
「えんたんくん!飲み過ぎ!お腹壊すよ!」
と怒った。
まさか給食中に先生から飲み過ぎで怒られると思ってなかった俺は渋々諦めた。
5本飲むことはできなかったが初めて4本も飲んだ僕は先生の言うようにお腹が痛くなった。
よくよく考えてみれば800mlも飲んでるわけだ。
そりゃお腹をくだすのも納得だと今になって思う。
牛乳を飲んだあとの腹痛、すなわち下痢。
俺はすぐにトイレに向かった。
トイレは各階に東トイレと西トイレの2箇所ずつある。
教室は西側に集まっていて教室から出てすぐあるのが西トイレ。
その反対にあるのが東トイレ。
東側には図書館、パソコン室、音楽室、理科室、等がありその時間は人気がほとんどない。
小学生にとって大便に行くことは何かと大変な行為なのでできるだけ人がいない所に行きたいと思った。
下痢で大をしてるのなんてバレたら明日からヤバいあだ名が付くに決まっている。
そういうわけで東トイレは大便をするのにはうってつけの場所だった。
俺は東トイレに向かった。
案の定その道中誰にも出会うことはなかった。
そして、トイレに着いた。
あまり、詳しく言うと学校がバレてしまいそうですが、
そのトイレの入り口は前後にバタンバタンと動く西部劇に出てくるような小さな扉だった。
入ってすぐ右手に洗面台、その奥に小便器。
入ってすぐ左手に掃除道具入れその奥に、個室が2つ。
一番奥に大きな個室があった。
〜略図〜
大きな個室
個室 小便器
個室 小便器
掃除 洗面台
入り口
広々とした個室に入りたかったが大きな個室には先着がいた。
仕方なく1つ手前の個室に入った。
俺は下痢だ。
腹痛からくる寒気と風の入らないトイレの熱気で汗が滴り落ちた。
しばらくすると奥のトイレの扉が急に開いた。
俺は思った。
(拭いてないぞこいつ…(笑))
(流してないってことはまだ便器にあるんじゃ(笑))
そう思うとなんだか笑いそうになった。
さらにそいつは手も洗わなかった。
ヤバイやつがいると本気で笑いそうになった…
それも束の間、それが恐怖になった。
いつまで経っても入り口の扉が音を立てないのである。
あの扉は絶対に音がなる。開くとギーっという音、手を離すとバタンバタンと。
よくよく考えてみると個室から洗面台まで足音が聞こえなかったことに気付いた。
寒気がした。
恐怖でその場からすぐにでも逃げ出したいと思ったが俺は下痢だ。出たくても出れない。
恐る恐る周りをキョロキョロした。
しかし、テレビでやっている心霊動画のようにオバケと対面しちゃったなんてことは無かった。
俺は腹痛と便意が治まるとすぐに教室に走った。
流れていないトイレの件についてその後先生からの注意は無かった。
あの個室にいたのは何なのか…
運子はどこへ行ったのか…
様々な謎が残ったまま約10年が過ぎた。
現在そのトイレは無くなっている。数年前に東側が取り壊され新しい校舎に建て変わった。
取り壊されたってことは呪われていたりはしていないってことだよな。だからこの話もして大丈夫なはず。
結局何か見たわけではないので何だったのかわからない。僕の勘違いだった、そう思いたいです。