目次
- 1 前置き
- 2 ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典
- 3 ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 翻訳
- 4 ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 意訳
- 5 ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 翻訳考察
- 6 ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 おわりに
前置き
バイオハザードHDリマスターの初回特典に封入されています「ジョージトレヴァーの書いた設計図 (原文:PLANNING OF SPENCER MANSIONS)」の裏面に書かれている英文の翻訳考察になります。
今回の文章は正式なファイル名が無いものになります。なので勝手に「走り書き」と名前を付けています。日記と呼ぶには枚数がありませんし、感想を書いてますので設計図のメモというわけでもありません。丁度いいのが走り書きかなということでこの名前で行きます。
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター 原文
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONSの裏面に書かれている走り書き部分を文字起こししてみました。
July 5 , 1962 Meeting went well
バイオハザード HDリマスター コレクターズ・パッケージ (初回特典)
Some of Lord Spencer’s design proposals were complicated but nothing we can’t handle . This is a very exciting project. He’s even going to invite my family and I when it’s completed , plus let my daughter Lisa be a model for one of the paintings in the gallery .
Such an honor.
That dog has had no proper training.
My blueprint are now covered in ink !
※元の英語が筆記体なので間違っている可能性があります。僕の中では99%正しい文字起こしになっています。1%の自身の無さは最後の「catared」の「t」だけ正確に読めてません。Googleのもしかして検索で出てきた中で一番文脈があっているものに合わせました。その点ご了承ください。
追記:リプでcoveredと読めるのではないでしょうか?という案をいただいたのでそちらに変更しておきたいと思います。cataredでは意味がおかしいですし。
cとeの間の文字が全く何なのかわからないんです。ちなみに「at」と考えるとcataredになりますが文章自体に違和感が出ます。「ov」とするとcoveredになりますがoとvが筆記体に存在しない形になります。そもそもこれが2文字なのかすら怪しい所です。というのも筆記体の形状は文章全体を通してほとんど同じ形をしています。そしてこのラスト2行のあとがき部分の書き方が少しだけ変わっているのでどういう判定基準にするのか難しいですね。
aなのかoなのかの判定もできません。これまでの流れで言うと横に線が行くとoで斜め下に線が行くとaになります。ということはこれはaになっちゃいます・・・でもどう考えてもoでいったほうがいいですよね・・・
とりあえず考察に変更はないのでもう無視します。(笑)
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 翻訳
先ほど文字起こししたものをもとに翻訳をしていきます。面倒なのでDeeplに突っ込みました。
翻訳
1962年7月5日 会議は順調に進んだ
スペンサー卿のデザイン案の中には複雑なものもありましたが、私たちが扱えないものはありませんでした。これはとてもエキサイティングなプロジェクトです。完成したら家族と私を招待してくれるし、娘のリサがギャラリーの絵のモデルになってくれるんだ。
とても光栄です。
その犬は適切な訓練を受けていない。
私の設計図は今、インクで覆われている!
今回の要点としては
・1962年7月5日に書かれたもの
・完成したらリサとジェシカとジョージを洋館に招待するということ
・リサが絵画のモデルになるということ
・犬について書いてあること
・設計図がインクで覆われているということ
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 意訳
ここからは変な翻訳やバイオハザードの内容を含めていない翻訳を直していきます。
意訳
1962年7月5日 会議は順調に進んだ
スペンサー卿のデザイン案の中には複雑なものもありましたが、私たちが扱えないものはありませんでした。これは非常にエキサイティングなプロジェクトです。洋館が完成したら私の家族と私を招待してくれるそうだ。それに加えて娘のリサをギャラリーの絵画のモデルにしてくれるそうだ。
光栄なことだ。
その犬は適切な訓練を受けていない。
私の設計図は今、インクで汚れている!
簡単に意訳にするとこんな感じになります。
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 翻訳考察
ということでここからは毎度おなじみ翻訳考察になります。翻訳でわかったことをバイオハザードの世界観に合わせて加筆して内容をわかりやすくしていきます。
ジョージが書いた風に書き方も変えてみました。
翻訳考察
1962年7月5日 会議は順調だ
スペンサー卿の考えたデザイン案には非常に複雑なものがいくつかあった。しかしこれは私の建築家としての腕を見込んでのことだろう。ここまで信頼してくれてるとなればこちらもそれに応えるだけだ!この洋館はこれまで私が設計してきた建物の中で一番素晴らしい建物になるだろう。そう考えるとこのプロジェクトは非常に胸が躍るものだ。
この洋館が完成したら私の家族と私を招待してくれるそうだ。
・・・そしてなんと我が娘リサをモデルにした絵画を1階絵画室に飾ってくれるのだという。
これは建築家として最も名誉のあることだろう。
ああ、なんてことだ!あの犬はしつけがされていないではないか!
私の設計図がインクで汚れてしまったではないか!
内容の考察
1962年7月5日 July 5 , 1962 Meeting went well
この日にこの走り書きをしたということになっています。そしてここに書かれている内容に会議をしたということなのでこの日に会議をしてそのことを書いていると考えます。
また「This is a very exciting project:このプロジェクトは非常に胸が躍るものだ」とあるようにかなり興奮した様子も見受けられます。その部分の伏線として、
この館の異常な設計に、心を奪われた私が悪かったのか…。
バイオハザード/トレヴァーの日記
と後で反省しています。
我が娘リサをモデルにした絵画 plus let my daughter Lisa le a model for one of the paintings in the gallery.
リサをモデルにした絵画を将来的に作り洋館に飾るということで洋館にある絵画を探してみましょう。
「三人の魂に守られたリサ」という絵画が洋館1階の絵画室に飾られていますのでおそらくその絵画のことでしょう。
私の設計図がインクで汚れてしまったではないか! My blueprint are now catered in ink !
どうやら犬が暴れて設計図にインクがこぼれたようです。
翻訳の前に、この設計図の表面左側と裏面右側に黒いシミがあります。多分そのことを言っているのかなと思います。
犬の伏線に関しては本編で犬が急に飛び出てくる演出と掛け合わせているのではないでしょうかね?冒頭の人間を襲う犬、正面玄関を開けると開けると飛んで入ってくる犬、猟奇殺人事件の犯人の犬、柵を飛び越えてくる犬、これらの行動が将来起こるという伏線的な感じで登場しているのかなと。
ジョージトレヴァーの書いた設計図 PLANNING OF SPENCER MANSIONS 走り書き バイオハザードHDリマスター初回特典 おわりに
ジョージトレヴァーが作った洋館ですが本人もやりがいを感じながら設計建築していたようですね!
しかしながら完成した後は皆さんご存じの通り幽閉されて死亡してしまう運命なのですが。しかも娘リサと妻のジェシカは始祖ウイルスの実験に使われて死亡してしまう・・・がリサは驚異的な力で醜い姿のまま生きながらえてしまうというバイオハザード史上最も残酷な運命を辿った家族。
ジェシカ…リサ…。私を許してくれ。
バイオハザード/トレヴァーの日記
(中略)
お前達を私のエゴの巻き添えにした事を許してくれ。
ちなみにジョージトレヴァーが死ぬ間際に家族に懺悔をしているのですが別に悪い人だった訳ではありません。ウィリアムやアネットみたいに娘シェリーをそっちのけに研究に没頭していたわけでもなさそうです。
全てを忘れてしまう感覚に襲われ、あなたの事やあの人の事…、どんな性格で、どんな顔だったかすらも意識の闇に覆われてしまう。
ああ、リサ、私も今すぐでもあなたに会って、あなたを抱きしめて確かめたい。そうしないと、あなたも、あの人も消えてしまいそうで、とても怖い。
バイオハザード/ある家族の写真と手記/誰かに宛てた手紙のようだ
いや~やっぱりこの辺のファイルも合わせて考えると本当に悲しい家族ですね。
スペンサーは本当に恐ろしい人間ですね!