ジャック クラウザーがアーチェリーを使っている理由 バイオハザード4考察
目次
ジャック クラウザー用アーチェリーについて
バイオハザード4の本編とマーセナリーズで使用している武器。
ジャッククラウザーのアーチェリーに関しては「クラウザー愛用の戦闘用アーチェリー」という解説しかない。また前日談であるダークサイドクロニクルズにも一切情報が無いどころか登場もしないためある意味謎に包まれている武器。
コメントで教えていただいたネタなのでありがたいなと思いながら今回も考察をしていこうと思います。
・・・バイオハザード4って謎の武器多くないか???
前の考察を含む内容になっています。良かったらこちらもご覧ください。
ジャッククラウザーのナイフに書かれている文字と絵 バイオハザード4 考察
ジャッククラウザー用アーチェリーの仕様
まずはゲーム内で使用されているクラウザー用アーチェリーからその仕様を見てみましょう。
バイオハザード4本編中に敵として登場するクラウザーが爆弾付きの矢を使用しています。
バイオハザード4マーセナリーズではプレイアブルキャラとして普通の矢を使用できます。攻撃力が高い代わりにかなりの隙を見せる武器という印象ですね。若干の使い辛さがあるのでロマン武器かと思いきや慣れてくるとアーチェリーが強い強い。しかし油断すると大体首をちょん切られる。
クラウザーが使用しているのはバイオハザード5のシェバが使う弓ではなく「コンパウンドボウ」と呼ばれる弓になります。コンパウンドボウというのは
コンパウンドボウ(化合弓、稀に複合弓と訳されることも)は、滑車とケーブル、てこの原理、複合材料など力学と機械的な要素で組み上げられた近代的な弓である[1]。1966年ミズーリ州に住む Holless Wilbur Allen によって発明され、1969年にアメリカにおいて初めて特許が認められた[2]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/コンパウンドボウ
コンパウンド
https://ja.wikipedia.org/wiki/アーチェリー
世界的に見て最も普及している弓。滑車を用いた構造で、ドローイング中(弦を引いている途中)はリカーブボウ同様に重いが、フルドローに近づくにつれて荷重が減りフルドロー時には表示されているポンド数の半分から30%にまで引きが軽くなる。よってエイミング中(的を狙っている途中)の負荷が軽く、スコープとピープサイトの併用も合わさり(銃のエイミングに近い)、精度の高いエイミングを行うことができる。このため、リカーブよりも強い弓を使う選手が多い。また、リリーサーという道具でリリース(矢の発射)を行うため、リリースが機械的に安定しておりリカーブボウに比べて的中精度は高い。
というような弓になっています。いわゆる一般的にアクションゲーで見る機械式の弓です。
色々考えて見ましたがコンパウンドボウ自体に意味があるようには考えられませんね。近代的な武器&軍人=アーチェリーという感じですね。
クラウザー愛用の意味を考える
ここで「クラウザー愛用」という言葉に注目して考えてみましょう。
その言葉の表す通り、クラウザーが愛用している武器ということになります。
次の問題はいつから愛用しているのかです。
後日発売されたバイオハザードダークサイドクロニクルズはバイオハザード4の2年前に当たる作品ですが特にアーチェリーを使用するという描写も無ければ説明もありません。
ということはバイオハザード4から使い始めたという事が考えられます。
つまり、このアーチェリーにはバイオハザード4で描かれているクラウザーへの意味が隠されていると考えられます。
クラウザー愛用という言葉には、クラウザーがわざわざ使用している理由がアーチェリーに込められているということです。
クラウザーのイメージ
一般的なクラウザーのイメージから考えてみましょう。
ジャッククラウザーのナイフに書かれている文字と絵 バイオハザード4 考察
クラウザーといえば「ナイフ」「元軍人」「コインの裏」「闇落ち」が思い浮かびます。さらに考察結果から「蛇:二極性」と「snakebite:闇落ち」もイメージにあるということがわかりました。
コンパウンドボウの意味を考える
コンパウンドボウがどんなアーチェリーなのかは先程の解説に書きました。
ここからはコンパウンドとボウに分けて考えていきましょう。
コンパウンドの意味
混ぜ合わせる,調合する,混ぜて作る,混ぜて(…に)作る,度を増す,いっそうひどくする,複利にする,複利で計算する,和議にする
https://www.google.com/amp/s/ejje.weblio.jp/content/amp/compound
コンパウンドと聞くと研磨剤をイメージする方が多いかなと思いますが、コンパウンド自体の意味は混ぜ合わせるという化合という意味になります。だからコンパウンドボウを化合弓と日本語では呼んでいるんですね。
そして、この中で気になるのが、より一層酷くするという意味です。つまり、コンパウンドには悪い意味があるということですね。
ボウの意味
(あいさつ・服従・礼拝などのために)腰をかがめる,お辞儀する,(…に)腰をかがめる,(…に)かぶとを脱ぐ,屈服する,従う,しなう,たわむ
https://www.google.com/amp/s/ejje.weblio.jp/content/amp/bow
(中略)
名詞可算名詞1弓.
2(バイオリンなどの)弓 (⇒violin 1 さし絵); 弓の一引き.
3弓形(のもの):
aにじ.
b(馬の鞍(くら)の)前輪.
c《主に米国で用いられる》 (眼鏡の)ふち,枠,フレーム,つる.
4a(リボンなどの)ちょう結び.
bちょう形リボン[ネクタイ].
5=bow window.
ボウとは弓のことですね。従うという意味もあるのでバイオハザード4に出てくるプラーガ/ガナードと関連がありそうですね。支配種プラーガと呼ばれるものを幹部たちが使用していたり、ウェスカーの命令で行動をしているクラウザーやエイダという意味にも捉えられます。
ちなみに…英語で書くと『BOW』。
ん?
びーおーだるりゅう??!
B.O.W.!
バイオ・オーガニック・ウェポン!
レオン曰くクラウザーは昔はいいやつだった ジャッククラウザーが弓アーチェリーを使っている理由 バイオハザード4考察まとめ
クラウザーを撃退したあとレオンが「・・・クラウザー 昔はいいやつだったが・・・」と嘆きます。つまり、昔と変わった、昔に比べて悪いやつになった、ということです。
実際バイオハザードダークサイドクロニクルズでは闇を抱えていたものの任務のために最善の方法を提案(発症する前にマヌエラを殺害するように提案)したり自分の為だけではなく最低限任務や仲間、世界のためになる決断ができる人間でした。しかしマヌエラのウイルスの覚醒、左手の負傷などが重なりクラウザーの中にあった心の闇が表面に出始めます。これは前回の考察からわかったことで言うと毒蛇に噛まれ毒に侵されている(snakebite)-闇落ちし始めるという状況ですね。
そしてバイオハザード4ではプラーガを投与しておりこれにより左手が完治しています。これはクラウザーが左手に傷薬を使ったといえる状況です。また人間とB.O.W.が混ざり合う状態-コンパウンドになります。
クラウザーがコンパウンドボウ/化合弓を使うようになり、毒蛇による傷が悪化しより一層酷い―コンパウンドな状況なったということを表していると考えられます。しかも、ストーリーモードでは爆発する矢を放ちます。これは爆発的に蛇の毒―闇落ちが加速するという意味にも捉えられます。
またクラウザーはナイフに弱いという特徴があります。プロフェッショナルですら銃を使うよりもナイフのほうが簡単です。ナイフには蛇:二極性とsnakebite:闇落ちという意味がありました。
ちょうどこの時、クラウザーは「これが 寄生体の力だ!」と支配を彷彿とさせるプラーガの力を解き放ち覚醒します。そして、レオンがクラウザーに対して「地に落ちたな クラウザー」と言い放ち最終決戦になります。つまりこの時点で一番悪い状態にまでなった―完全な闇落ちが完成したことを演出していると考えられます。
ジャッククラウザーが弓アーチェリーを使っている理由 バイオハザード4考察 おわりに
ジャッククラウザーがクラウザー愛用のアーチェリーを使用している理由を考えてきました!
以外にもこのアーチェリーにクラウザーに対する想いが込められている可能性が高いということがわかりました!
バイオハザード4の武器はあまり設定が存在しないのでいろいろ考えてみると新しい発見があるのかもしれませんね。
今回の考察はいつもとは違う答えのない考察記事なので信じるか信じないかはあなた次第です。
ゲーム内にも公式設定にもないのに面白い発見がありましたね!
いつもコメントありがとうございます!
この記事は前回の考察を含む内容になっています。良かったらこちらもご覧ください。
ジャッククラウザーのナイフに書かれている文字と絵 バイオハザード4 考察